2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

市街化調整区域と宅地並み課税

西日本新聞ワードBOX(2008年4月26日) 市街化調整区域 都市計画法に定める都市計画区域のうち、市街化が抑制される区域。区域内では、新たに住宅など建築物を建てることは原則できない。主に山林や農地などが中心で、無計画な開発や急激な人口の集中を防止…

「都市計画の司法統制」

日本都市計画学会「都市計画」272号5-10頁に「都市計画の司法統制―審査対象と時間軸の問題を中心に」と題する文章を執筆させていただきました。都市計画と時間軸の問題はかねてから気になっていたのですが、結局注に上げたような従来の分析にほとんど付け加…

小型なんでもレコーダー<オモイデ>

悪のりを続けさせてください。上の本には、同じ北川幸比古氏の『こどもセールスマン1号』(初出1970年)も併録されています。こちらでは「人間テスト」を受けてこどもセールスマンになった小学生の星野星助君が、いろいろな新製品を売り歩きます。その中の一…

とうめいとりょう<ナイパー>

以下は全くの余談になります。先日、大昔に小学校の図書室で読んだ宇平くんの大発明 (岩崎幼年文庫 19)作者: 北川幸比古,金森達出版社/メーカー: 岩崎書店発売日: 1981/05メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見るという本を(題名を…

「行政過程の透視可能性」

前エントリとの関連ですが、紙野健二「現代行政と透明性について」を読んでいて、故室井力先生の行政改革の法理 (法学選書)作者: 室井力出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 1982/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るで、「行政過程の透視可…

透明人間:その後

昨日のエントリで触れた「透明人間」について、木佐茂男先生よりメールを頂きました。そのご趣旨は、・「透明人間」論は、行政手続法制定以前から話題になっていて、某先生がこだわっておられた・本来、「透明」ではなく、行政手続の「MRI透視」あるいは…

平成19年度重要判例解説

ジュリスト臨時増刊(1354号)平成19年度重要判例解説 38-39頁に小田急訴訟上告審本案判決(最判2006.11.2)の評釈を執筆させていただきました。例によっての原稿遅れに加え、2頁に収めるために何度もやりとりが必要で、関係各位にはご迷惑をかけました。 本…

透明人間

執筆中(すみません>関係各位)の某原稿で、行政手続法の「透明性」概念について検討しているのですが、有斐閣アルマ『はじめての行政法』(2007年−行政法初学者には藤田・入門と並んで最適書の一つだと思います)89頁 Column7に次のような記述があります。…

学習指導要領:パブコメと「タイムラグ」

以前のエントリで触れた、新学習指導要領に対するパブリック・コメントの問題ですが、各教職員組合のサイトで、告示日に出された次のような見解を見つけました(告示後の全日本教職員連盟の見解は、ネット上では見つけられませんでした)。日本教職員組合 本…

スモークドツナ事件差戻控訴審

以前のエントリで、以前評釈を執筆した最判2004.4.26(食品衛生法違反通知)について差戻1審判決があることに気づいた、と書きました。またまた気づいていなかったのですが、控訴審判決も出ていたようです。原告サイドのHPで知りました。裁判所HPからも検索…

新指導要領パブリックコメント

朝日新聞2008年3月28日指導要領、異例の修正 「愛国心」など追加 改訂きょう告示渡海文部科学相は28日付の官報で小中学校の改訂学習指導要領を告示する。告示は改訂案とほぼ同じ内容になることが通例だが、総則に「我が国と郷土を愛し」という文言を入れ、…

第8回行政法研究フォーラム:開催日程・場所

○第8回行政法研究フォーラムの開催日程・場所が決まりました。日時:2008年8月3日(日)午後場所:キャンパスプラザ京都(JR京都駅前)○第7回行政法研究フォーラムの各報告が、「自治研究」誌に掲載されています。高橋 滋 「行政不服審査制度検討会最…