とうめいとりょう<ナイパー>
以下は全くの余談になります。先日、大昔に小学校の図書室で読んだ
- 作者: 北川幸比古,金森達
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 1981/05
- メディア: 単行本
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宇平君の新発明の透明塗料、かけると物が透き通って見えなくなるわけですが、政府に没収されてしまいます。
「大臣!国民が、ミサイルやせんすいかんにばかり、おかねをつかうのはけしからんといって、さわいでいます」
「よろしい」
とうめいとりょうを、しゅーとかけると、ジェット機もミサイルも、せんすいかんも、まるで見えなくなりました。
「はっはっは。うまいぞ、うまいぞ」
「大臣!びんぼうな人がすんでいるぼろぼろの家がおおくて、みっともなくてこまっています。たちのきにはんたいしているんです。らい月は、外国から、えらい人が日本を見にくるのに....」
「よろしい」
とうめいとりょうを、しゅーっ!ぼろぼろの家は、たちまち見えなくなりました。
ごみの山があれば、しゅーっ!きれいなあきちに見えます。
「うん、これはいい」
大臣は、すっかりきげんがよくなりました。