市街化調整区域差止め訴訟:続報

以前のエントリで取り上げた茨城県鹿嶋市の市街化調整区域差止め訴訟の続報が出ているのに気づいていませんでした。

毎日新聞(茨城)2008.5.14

鹿嶋・大野地区の「線引き」問題:住民訴訟 県側争う姿勢 /茨城
 鹿嶋市大野地区(旧大野村)を市街化調整区域化し、開発促進地域と抑制地域に「線引き」する計画をめぐり、同地区の住民や土地所有者80人が県に都市計画区域区分指定処分差し止めを求めた住民訴訟の第1回口頭弁論が13日、水戸地裁(坂口公一裁判長)であり、県側は争う姿勢を示した。
 県側は答弁書で、市街化調整区域を決定する都市計画では区域内に住む住民個人に対する具体的な権利侵害があったとは言えず、差し止め訴訟の要件を満たさないとして、訴えの却下を求めた。「線引き」で地価が下落しするとの主張に対しても「根拠や具体的な金額が明らかでない」と反論した。

なお、上の記事では「住民訴訟」とありますが、おそらくは地方自治法242条の2の住民訴訟ではなく、抗告訴訟としての差止め訴訟ではないでしょうか。