西宮市:『市民参画と協働の推進に関する条例』の制定に向けた提言

 市民からの公募委員によって組織された策定委員会によって検討されてきた西宮市の「市民参画と協働の推進に関する条例」について、11月に同委員会が「提言」をまとめ、市長に提出しました。

 提言書は
http://www.nishi.or.jp/contents/00005742000201190.html
にあります。

 提言は、市民参画に関して、パブリックコメントなどの「市民参画手続」(ここでは、「市の機関が発案した政策等に対して、市民が意見を述べるための仕組み」という意味に使われています)に加え、「市民政策提案手続」(市民から市の機関に対して政策等を提案することができる仕組み)「住民投票」などを条例で定めることを提案しています。
 また、協働に関しては、市の側の体制整備に加え、市民公益活動団体からの協働事業提案を受け付ける「市民協働事業提案制度」を設けることも提案しています。
 参画や協働が適切に推進されるために、公募市民や学識経験者等で構成する「市民参画協働推進評価委員会」の設置も予定されています。

 私もアドバイザーとして同委員会による検討作業を少しだけお手伝いさせていただきましたが、時には連日深夜にわたる会議に真摯に参加された市民委員の皆さんの姿勢には本当に頭が下がります。

 条例化までにはまだ種々の曲折も予想されますが、提言の積極的な内容がどの程度実現されるのか、しっかりと見守りたいと思います。