「特集―タテマエだけの建築確認」建築ジャーナル2004年5月号

自然科学系図書館で、当該雑誌の別号の別論文を探しているときにたまたま遭遇。

「特集―タテマエだけの建築確認」建築ジャーナル2004年5月号35-51頁

「そして、現在、指定確認検査機関は全国で90機関を超え、その取り扱い件数も年々拡大している。その最たる理由が、「早い」、「親切」というものだ。.........建築主事の業務姿勢や建築確認制度そのものに対する不信感や苛立ちから、全責任を負う覚悟のもとで、多くが楽で便利な民間機関を選んでいるのかもしれないが、それで果たして建築主の信頼は得られるのだろうか。建築士の一時的な回避策である、と社会一般は見るのではないだろうか。だがこの疑問は、現在の建築確認業務がその本義を達成すべく運用されているか否かの検証を行うことを無視して解決はされないはずだろう」(36-37頁)

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<指定確認検査機関に関する論文>

金子正史「指定確認検査機関に関する法的問題の諸相」自治研究81巻6号ー9号、11号